また、テレビ市場は、完全にオンラインに頼って成長している。上半期はテレビのネットショッピングが市況に逆行するかたちで成長し、オンライン販売台数は前年同期比17.79%増、販売額は4.6%増だった。オンライン市場はオフライン市場のシェアを次第に奪い、オンライン販売台数と販売額はテレビ市場全体に占める割合がそれぞれ44.13%、35.16%に上昇した。
新興家電では、ネットショッピングの優位性が目立っている。例えば、上半期の掃除機オンライン販売額はオフラインの2倍に、ロボット掃除機は8倍に達した。オフライン市場が不景気のなか、ネットショッピングが成長をけん引する作用が一層顕著となっている。
オンライン市場の活力が大きくなるのに対して中国家電ブランドは素早く反応し、製品の競争力とブランドの影響力を持続的に向上させている。市場の成熟に伴い、オンラインブランドの集約度が次第に高まり、中国ブランドは家電ネットショッピング市場の勝者となった。