米国が中国から輸入するコンテナの約4割が、ロサンゼルス港とロングビーチ港を経由する。上述した担当者によると、そのうち5分の1が関税上乗せの影響を受ける可能性がある。
「輸入業者は関税上乗せによる影響を回避しようと、さらなるハイペースで中国から商品を輸入している。新学期開始、秋の衣替え、年末の祝日に関する商品にこの傾向が見られる」
業界内の関係者は「衣料品、靴、玩具、電子製品、家具などすべての商品の輸入が加速している。春の衣料品も通常よりも早めに到着している」と話した。
大手百貨店と小型店を代表する全米小売業協会(NRF)のジョナサン・ゴールド氏は「追加関税を回避するため輸入を加速していることは、会員から聞いている。次の追加関税がいつ発効するかについては、現時点では多くの不確実性がある」と述べた。