中国観光研究院などが発表した「2018年中国避暑旅行ビッグデータ報告書」は、今年の延べ50億人超の国内観光客のうち、7、8月の観光客数が延べ10億人にのぼり、通年の5分の1を占めると予想した。うち避暑旅行規模が半数の延べ5億人を占める見通し。同報告書は、この数値により中国は世界最大の避暑旅行市場になるとした。
国務院弁公庁は今年3月に「全域観光発展の促進に関する指導意見」の中で、避暑旅行商品の開発に力を入れ、一連の避暑レジャー目的地の建設を推進すると明らかにした。避暑旅行は地方が取り組むに値する、経済発展をけん引する注目点になろうとしている。
同報告書によると、武漢市、重慶市、西安市、長沙市、南昌市などの「ストーブ都市」の避暑旅行商品のオンライン予約の成長率が最も高く、100%を上回っている。「ストーブ都市」住民全体の82.1%が「旅行したい」と回答しており、避暑旅行市場の需要がさらに拡大した。