7月現在、385都市の観光客が携程旅行網のサービスなどを利用し、夏の各種旅行商品を予約している。うち観光客の50%以上が、避暑をテーマとする目的地や観光・レジャー商品を選んでいる。これには主に海、山、草原、湿地・湖沼、都市周辺の農村避暑などが含まれる。
湖北大学農村観光研究センターの李志飛主任は「避暑旅行は近年流行している旅行のスタイルだ。人々はこれまで春と秋のピクニックや風景観賞などを求めていたが、生活水準の向上に伴い夏の避暑旅行が徐々に流行し、観光経済の価値向上を促している」と指摘した。
中国観光研究院避暑旅行研究チームの総合的な推算によると、夏の避暑旅行の3つの市場主体は「高齢者、学生・教師、高温都市住民」で、避暑の需要を持つ潜在的な人口は約3億人にのぼる。2017年通年の1人平均観光消費額(約1000元)に基づくと、避暑旅行の市場規模は約3000億元となる。4−5倍の相乗効果を見込むと、目的地の都市に1兆2000億から1兆5000億元ほどの総合的な経済効果をもたらす。これは雇用拡大と住民の所得増につながる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月20日