中国工業情報化部(工信部)の情報通信管理局と情報化ソフトウェアサービス業司、ネットワーク安全管理局は23日、産業用インターネット(IIoT)推進業務に関する全国テレビ会議を開いた。会議では、各地の工業情報化担当部門や通信管理局が連携を取り合い、地域の実情等にあわせて、産業用インターネットの構築推進に全力で取り組むよう求めた。
業界関係者は、産業用インターネットは次世代の情報通信技術(ICT)と先端産業技術が深く融合したもので、製造業のデジタル化やネットワーク化、スマート化を進める重要な担い手であり、次なるグローバル産業競争を制するものでもあるとの認識を示した。
今年に入って政府は産業の情報化に関する業務を重視する姿勢を強めており、今会議では産業用インターネットの業績評価、企業のプロジェクト申請、実用化の普及推進、技術指導という5分野について具体的な指示を出した。産業用インターネット業界の成長ビジョンを描き、関連上場企業にも新たな成長機会をもたらすのが狙いとみられる。