こうした材料が好感され、23日の中国A株市場で産業用インターネット関連セクターが1.31%上昇し、上海総合指数を上回る上昇率となった。
セクター中41銘柄が値上がりし、取引可能な銘柄全体に占める割合は8割に上った。個別銘柄では、通信ネットワークサービスの宜通世紀(300310)(6.24%)が上昇率ランキングでトップに立った。2位以下に、音響機器の歌爾股フェン(002241)(3.50%)、ソフトウェア大手の用友網絡(600588)(3.26%)、東土科技(300353)(3.02%)の3銘柄がいずれも3%超えで続いた。
資金の流れをみると、23日の取引時間内に大量の買い注文が入り、セクター全体を押し上げる格好となった。個別銘柄では、鴻海精密工業傘下の工業富聯(601138)(1億3167万8800元)が売買代金ランキング(買い)でトップに立った。2位以下に、用友網絡(6084万4300元)、宝信軟件(3080万1600元)、歌爾股フェン(2979万4800元)、浪潮軟件(600756)(2202.85万元)など8銘柄が続いた。いずれも1000万元以上の大量買い注文が入り、この9銘柄だけで3億3100万元もの資金が流れ込んだ。