世界銀行の指標体系と比べて、中国のビジネス環境評価体系は、国際的に通用する評価指標を豊富に残したうえで、中国の改革の時代の要求と地方の特性と融合し、企業のライフサイクルを考慮しつつ、都市の投資誘致力を反映、都市の質の高い発展レベルを体現するという3つの側面から立体的に評価指標体系を構築するものだ。それはまた、供給側の構造改革と「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)の要求を体現するとともに、市場主体と国民の期待と願いを体現し、評価体系の公平性と客観性、革新性を際立たせるものだ。中国のビジネス環境指標体系は全部で23項目で、世界銀行の12の指標を基に、中国の国情に明らかにそぐわない内容を除外、国情に合った評価指標を付け加えた。
「ビジネス環境評価の全体目標は、シンプルで明確なビジネス環境評価の指標体系を構築することだ。要するに、改革深化を後押しする『良い手がかり』、合理的な競争を促す『指揮棒』、企業の指針となる『風向計』を提供することが必要だ」。国家発展改革委員会(発改委)法規司の楊潔司長は、「手続きの簡素化・申請材料の圧縮削減・手続き時間の短縮・経営コストの引き下げ・プロジェクト審査の加速・市民の行政手続きの円滑化などの要求を考慮し、手続きに関わる部門・材料・時間・コストを削減し、透明性を拡大、不十分な点を洗い出し、地方のビジネス環境最適化に向けた良好な競争を促す必要がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月31日