中国で今年1-7月の全国国有企業及び国有控股企業の経営は安定し、債務償還能力と収益力が前年同期に比べ小幅に高まった。利益は前年同期比21.4%増で、収入の伸び率を11.2ポイント上回った。国資委副主任の翁杰明氏は8月29日に中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)が開いた「体制・メカニズムのイノベーション、企業活力の増強」をテーマとするメディアブリーフィングで、今年に入ってから国資委が国有企業の体制・メカニズムのイノベーションを進め、国有企業改革の重点分野と重要部分で新たな進展と成果を得たと話した。
柔軟で効率的な市場化経営メカニズムを確立
柔軟で効率的な市場化経営メカニズムの確立は、企業活力の「カギ」であり、その核心は企業労働、人事、分配の3項目の制度改革を深化することだ。
翁杰明氏は、国資委が給与総額届出管理や企業特殊人材給与総額単列、中長期インセンティブなどの関連政策を整備し、企業が内部3項目制度改革を進めるのに適した政策環境をつくっていると説明した。