盤錦市に建設された億トン級港湾
8月末、「中国民営企業トップ500社番付サミット」が遼寧省瀋陽市で開催された。世界トップ500社の代表と中国の企業家が3日間集結し議論を行った。
遼寧省は中国東北地方の最も重要な省だ。自然資源が豊かであり、地位的な優位性が明らかであり、産業体系が整っている。
改革開放後、遼寧省に代表される東北地方の古い工業基地は次第に後れを取るようになった。それは国有企業の比重が大きく、計画経済が色濃く、体制・メカニズムの制約がより多く、充分に国際・国内市場競争に参与できていなかったというのが主な原因だ。
中国共産党第18回全国代表大会(「十八大」)以来、習近平氏は東北地方の発展に大きな関心を寄せてきた。習氏は、東北地方は体制・メカニズムや産業構造などの根本的問題の解決に着眼し、古い工業基地の中の活力を沸き立たせるべきだと提起した。
遼寧省は改革の大きな力によってビジネス環境を最適化した。彼らは全国で初めてとなるビジネス環境最適化を行う専門機関を創立し、また全国で初めて事業単位を企業に変え最適化・整理することを推進した。