劉翔峰氏は、A株が「FTSE指数採用」となれば、A株の国際化が大きく進んで、国際市場との融合度も急速に上昇し、株式市場に新たな原動力をもたらすと分析した。外資の持株比率が大幅に上昇し、外資の参入が市場マインドを押し上げると予想。また、外資のバリュー投資を重視する投資性向もゆっくりとA株の生態を変える可能性があり、例えば、売買停止・再開制度や上場廃止制度などの改善、A株の投資スタイルの国際化、長期投資とバリュー株選好の浸透、短期投資と株価を追いかける投資などの淘汰が進み、A株全体と変動率と売買回転率が持続的に低下する見込みとしている。
頂点財経チーフ・マクロ・アナリストの徐陽氏は『証券日報』記者の取材に対し、四半期ごとの指数見直し作業を経てA株のMSCI指数採用銘柄が増えたことについて、A株国際化の度合いが持続的に高まり、運行規則が改善されていることを示すと指摘。これがFTSEに対しても良いイメージを与え、早期のA株採用を後押しすることになるとの見方を示した。