中国の消費市場は経済成長をけん引する最大の原動力になりつつある。「経済参考報」が17日の「中国発展ハイレベルフォーラム2018シンポジウム」で得た情報によると、消費はすでに中国経済の主要な成長エンジンとなり、GDP成長率の約80%が消費支出の増加に起因するものだという。中国の投資と輸出入に対する依存度はすでに大きく低下した。消費が加速するなか、新興消費産業の後押しもあり、消費市場の経済成長に対するけん引力は引き続き強まると予想される。
シンポジウムに参加した専門家は、「中国の消費市場は急速に発展している。特にここ7-8年の間に消費支出のGDPに果たす役割が変化しており、事実上GDP成長率の約80%が消費支出の増加に起因するものとなった。世界金融危機の前は、消費のGDP成長率への寄与率は50%にも満たなかった。これは大きな変化だが、中国の消費の経済成長に対するけん引作用は一段と強まる見通しだ。中国人の消費はすでに経済成長全体の最大の原動力になったと同時に、中国の投資と輸出入に対する依存度は大きく低下した」と語った。
国家統計局の毛盛勇・報道官は先ごろ、「上半期の主要統計から見ると、経済成長の構造の中では内需が決定的な力を持っており、内需の中では消費が大黒柱になっている」と述べた。