データを見ると、国産ブランドの新エネ車メーカーは、強い競争の圧力にさらされることがなかった。
中国新エネ車メーカーの昨年の販売台数は前年比53%増の77万7000台で、新エネ車生産・販売台数で3年連続で世界一になった。
さらに外資持株比率が50%未満と規定されていたため、国産ブランドは国内新エネ車市場で終始、絶対的な主導権を握っていた。
ところが補助金支給が終了に近づき、新エネ車の外資持株比率の規制が緩和され、国産ブランドは圧力を感じ始めている。
このほど「大物」が中国に進出し、国産ブランドに圧力をかけている。
テスラのギガファクトリーが2カ月前、正式に上海臨港地区で建設されることが決定した。年間でEVを50万台生産する予定だ。それに先駆けテスラは今年度の株主総会で、2020年に中国のギガファクトリーでモデル3を量産化すると表明していた。
国産ブランドの危機が本当に訪れたのだろうか、それとも危機とチャンスが共存しているのだろうか。