東北振興戦略の実施以降、東北地域の重点企業では大規模な技術改造が進み、伝統的な優位産業の競争力が強化された。東北地域の国有企業と既存問題の解決も進み、国有資本が重要な業界と分野に一層集中した。2015年に新たな東北振興戦略が始まり、東北経済は一旦苦境に陥ったが、2017年の地方GDPは5.1%増と、伸び率が2016年に比べ2.6ポイント上がった。
統計によると、地域の発展格差は、拡大から縮小へと向かっている。改革開放の開始時は、沿岸部優先発展戦略により東部が先駆けてトップの地位を保った。2000年以降は、西部大開発、中部勃興、東北振興などの地方発展戦略が実施されたことで、地域間の発展格差が縮小し続けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月24日