中国商務部の高峰報道官は27日の定例記者会見で、今年に入ってから消費の経済成長押し上げ効果が鮮明になっているとの見方を示した。2018年1-6月期のGDP成長率に対する消費の寄与率は78%を上回ったとしている。
高報道官は、商務部は供給側からの構造改革に力を入れ、5つの措置を講じることで、「消費の高度化に向けた行動計画」の実施を急ぐ方針だと指摘。有効供給の拡大による消費促進に注力し、消費ポテンシャルを呼び起こす効果の長い仕組みを構築する考えを示した。この5つ措置とは次の通り。
◇サービス消費の供給を増やし、在宅介護や家事代行サービスなどの分野において、質の高い行き届いたサービス提供力の向上に努める。
◇商品の供給を増やし、国内企業の製品の高度化を促進する。中国本土の老舗ブランド「中華老字号」の刷新・発展を促進するとともに、第1回中国国際輸入博覧会を成功させ、質の高い製品の輸入拡大に向け全力をあげる。