老舗ブランドは発展において多くの困難と試練にも直面している。品質、メカニズム、消費グループの老化は老舗ブランドの発展の主な障害となっている。老舗ブランドのSサイズを販売するというリスクの低い試みは昔からの客を失わずに若い消費者を引きつけ、ブランド文化の伝承、老舗ブランドの活路につながり、古いものにこだわらず、本来の形も失わないことこそが老舗ブランドが持続的に発展するカギとなる。
老舗ブランドの数は改革開放初期の1万6000社から現在は1128社に減少し、90%以上が過去のものになっている。今も残る1128社のうち20%が長期的な赤字、70%が発展停滞となっており、ある程度の規模で経済状況が良好なブランドはわずか10%で、ブランドだけが残り商品がないというブランドもある。
消費環境の変化は老舗ブランドにとって、文化の伝統を維持するだけでなく、市場に合わせた変化も必要となっている。
「2018中華老舗ブランド価値ランキング」で、青島ビール、漳州片仔癀、東阿阿膠がブランド価値それぞれ423億8500万元、249億300万元、198億3200万元でトップ3に輝いた。中国を代表する老舗菓子ブランドの北京稲香村は2回目のランクインで、価値は116億2700万元。
山東省老舗ブランド協会の魏子傑常務副会長は、「多くの企業が技術の伝承を重視していないが、工芸の革新を早急に行わないと、現在の工業化から離脱し、小規模工場のようになる。老舗ブランドが市場で安定するには、自身の産業に頼り市場ポジショニングを行い、ブランド価値を検証し、現代的なマーケティング理念と生産方法を取り入れてようやく新たなスタートをきることができる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月8日