それとともに、閉鎖や破産した国有企業の退職者の医療保険への加入や、「老工傷」と呼ばれる1996年10月の労災関連法施行以前の被災者、集団所有制企業の退職者、「五七工」と呼ばれる1960~70年代に石油・石炭など19業種の国有企業に勤めた養老保険未加入者、労働者の家族、農業開墾に携わる労働者などの養老保険への加入問題を集中的に解決してきた。
基金の規模については、2017年末時点での各社会保険基金の収支総額は12兆4000億元を上回り、基金累計残高は7兆7300億元に上るなど、支払い能力は著しく高まった。企業年金と職業年金は大きく発展し、企業年金制度を設ける企業数は8万400社、加入者数は2331万人、蓄積基金は1兆3000億元に上った。養老基金の投資運用が積極的に推進されたことで、これまでに14省区市が委託運用を開始し、その合計額は6000億元近に上った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月10日