「強風と驟雨を数え切れないほど経験してもなお、大海はそこにある!5000年余りの苦難を経験してもなお、中国はここにある!未来に向かって、中国は永遠にここにある!」第1回中国国際輸入博覧会の開幕式で習近平国家主席は気迫に満ちた言葉で、中国経済の発展への自信、中国国民の進歩への自信、中国という国の強大化への自信を世界に向けて厳粛に表明した。(文:兪可・同済大学中独人文交流研究センター研究員、上海師範大学中独教育研究協作センター総幹事。人民日報海外版掲載)
■中国経済という大海には盛んな生命力が渦巻いている
輸入博覧会の展示館で最大面積を占めたのはハイエンド ・インテリジェント機器であり、工業の未来をリードする世界の最先端技術100点余りが展示された。メイド・イン・チャイナからスマート製造・イン・チャイナへ、世界の工場から世界の市場へ。開放と協力の国際的プラットフォームである輸入博覧会は世界経済振興のために「ブルーオーシャン」の新航路を切り開く。
現在、世界経済には深い構造的変化が生じている。経済のグローバル化は逆風に遭い、貿易の自由化は阻まれている。すでに世界経済・貿易体制に深く融合し、その中核ともなっている中国の経済発展が障害に遭うことは避けがたい。われわれは一つには、歴史の大勢を見極め、「開放的、包摂的で、あまねく恩恵のある、均衡ある、ウィンウィン」という時代の潮流が滔々たることを堅く信じ、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバル・ガバナンス観を堅持し、世界経済ガバナンス体制の変革を積極的に推進するべきだ。もう一つには、発展の情勢を見極め、中国経済発展の健全で安定したファンダメンタルズに変化はなく、質の高い発展を支える生産要素条件に変化はなく、長期的に安定を維持しつつ好転するという全体的基調に変化はないことを堅く信じる必要がある。