「レンタル」という方法が登場したことについて、「物品がモデルチェンジするサイクルは非常に短いため、レンタルによって最新のトレンドを随時体験することができる」と答えた若者は57.4%、「いまどきの若者は、経済面では実質重視のライフスタイルを追求していると思う」とした人は51.7%」にそれぞれ達した。また、「人々の消費に対する考え方が変わったため、物品の所有権よりも使用権を重視する傾向が高まった」と指摘した人は51.7%、また42.1%の若者は「リサイクル経済が絶えず発展し、レンタルは低炭素・環境保護社会を目指す上で不可欠である」という考えだった。そして、「レンタルは、よりバラエティに富んだ消費生活を体験するためのもの」とした人は30.3%だった。
北京大学光華管理学院の副院長を務める張影教授は、「経済の発展に伴い、サプライサイドの変化によって、『購入ではなくレンタル』というスタイルが十分実現可能となり、人々の消費により多くの選択肢をもたらしている。さらに、消費者の好みが変化したことによって、より多くの生活に密着した物品がレンタル業に進出したことから、レンタル市場の発展がさらに促された」と分析している。
「購入せずにレンタルする」という消費スタイルに対して、「長期のレンタルもOK」とした人は34.8%、「短期のレンタルならOK」は49.9%、「レンタルは一切NG」は5.5%、「わからない」は9.8%だった。
「購入せずにレンタルする」は、生活の質に影響を及ぼすのだろうかという問いには、「影響を及ぼすと思う」と答えた人は35.5%、「影響は及ぼさない」は45.5%だった。「レンタルは生活の質を高める」と考える若者は17.6%、「わからない」とした人は19.1%だった。
張淼さんは、「レンタル経済は、その発展過程で、商品の供給源やレンタル条件など多くの面で質を高める必要がある。例えば、某ファッションレンタルプラットフォームでは、『レンタルは3着以上』という条件を設けているが、ジャケット1枚しか必要ない場合には、いささか厄介だ」とコメントしている。