研究チームは2000年から2013年にかけて、中国が建設したインフラ施設から一定の距離をおいて確認できる夜間照明の変化を調査した。その結果、照明はプロジェクト実施地点の付近に集中していただけでなく、実施した州全体とその周辺地域にまで広がっていたことが確認できたという。このことから同氏は、中国が建設した「相互連結インフラ」は、より広い地域に経済成長をもたらしたことを示すものだとの見方を示した。
米ジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院(SAIS)の環境プロジェクト主任、ヨハネス・ウルピライネン氏は、「この研究結果は、中国が建設したインフラ設備は貧富の差の縮小につながるものだとする他の研究結果と一致している」と指摘した。
パークス氏は、こうした光の量から測定する方法は、プロジェクト対象国の人々の健康や教育水準などを含め、人類の発展の度合いを捉えることができるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月18日