「一帯一路」がAPEC協力の新たな空間を切り開く

「一帯一路」がAPEC協力の新たな空間を切り開く。

タグ:一帯一路

発信時間:2018-11-23 10:25:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)第26回非公式首脳会議上の演説で、習近平国家主席は「中国は各国と共に、『共に協議し、共に構築し、共に享受する』ことを堅持し、高品質、高基準、高水準で『一帯一路』を構築し、アジア太平洋と世界各国の人々のためにより大きな発展のチャンスを創り出す」と指摘した。現在、アジア太平洋地域の経済協力は新たな調整と計画の時期にさしかかっている。「ボゴール目標」が間もなく期限を迎えようとしている今、APECメンバーは新たな発展計画の策定に着手している。APECという場をよりどころにして「一帯一路」とAPEC協力のリンクを推進することは、アジア太平洋地域の経済・社会発展のために新たな機会と空間を創り出すことができる。 


 「一帯一路」とAPEC協力のリンク、その堅固な基盤


 まず、ますます多くのAPECメンバーが「一帯一路」に賛同を示し、積極的に参加している。現在、マレーシア、ニュージーランド、パプアニューギニア、ロシア、シンガポール、タイ、ベトナムなどのAPECメンバーがそれぞれ中国と政府間「一帯一路」協力覚書に調印しており、「一帯一路」枠組みの下で関連協力覚書に調印したAPECメンバーの数はさらに多い。しかも、APECのメンバー19カ国のうち、米国、メキシコ、日本以外の国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加盟している。これは「一帯一路」がAPECメンバーにとって非常に魅力的であることを示すだけでなく、「一帯一路」とAPEC協力のリンクが圧倒的多数のメンバーから支持されるだろうということも示している。 


 次に、「一帯一路」は提唱から5年来、戦略リンクの面で極めて大きな成果を上げ、豊富な経験を積んできた。現在、「一帯一路」枠組み下の戦略リンクはアジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ州、オセアニアをカバーし、戦略リンクの対象国には多くのAPECメンバーが含まれている。ユーラシア経済連合、ASEAN連結性マスタープラン、インドネシアの世界海洋軸構想、中国・ベトナム「両廊一圏」(二つの経済回廊と一つの経済圏)計画、タイ「東部経済回廊」計画とのリンクを通じて、「一帯一路」はアジア太平洋地域における足場を固めた。これは「一帯一路」とAPEC協力のリンクを推進する上での模範となり、戦略リンクの基盤も打ち固められた。 


 最後に、「一帯一路」とAPEC協力は重点分野が極めて合致している。「一帯一路」は開放をガイドラインとしており、交通やエネルギー、ネットワークなどインフラ相互連結の推進強化を通じて、経済要素の秩序ある自由な流動、資源の高効率な配置、市場との深い融合を促進し、より広範囲で、より高水準で、より深層的な地域協力を展開し、それによって開放的で、包摂的で、均衡が取れ、恩恵が広く行きわたる地域経済協力の枠組みを構築し、かつそれによって経済成長と均衡の問題を解決することを目的としている。これはAPECの主要目的と本質的に一致している。重点分野について見てみると、「一帯一路」の政策、貿易、資金、インフラ、人員における相互連結はAPEC協力の重点分野でもある。「一帯一路」とAPEC協力は重点分野が極めて合致しているため、両者のリンクにはすり合わせのために交渉と協議を重ねる必要がない。 

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