「一帯一路」がAPEC協力の新たな空間を切り開く

「一帯一路」がAPEC協力の新たな空間を切り開く。

タグ:一帯一路

発信時間:2018-11-23 10:25:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「一帯一路」・APEC協力リンクの重点分野 


 現在、「一帯一路」共同構築はすでに全面的実施という新段階に入り、新たな情勢と課題に直面している。「一帯一路」構築の段階的特徴とAPEC協力の主要カバー分野を踏まえると、次の3点を両者のリンクの重点分野とすべきである。

 

 (1)貿易・投資自由化と利便化。投資・貿易協力は「一帯一路」構築の重点内容であり、貿易・投資自由化はAPEC設立の初志である。投資・貿易利便化問題の解決と投資・貿易障壁の撤廃は、地域内と各国の良好なビジネス環境を作ることに役立つ。両者間のリンクを通じて、アジア太平洋地域の高効率でスムーズな貿易利便化政策体系の構築を促進し、共に協議を重ねて自由貿易圏を設けることで、アジア太平洋地域協力の潜在力発揮を促すことができる。


 (2)インフラ相互連結。インフラ相互連結は「一帯一路」構築の優先分野であり、APECの全面的相互連結実現の重要な構成部分でもある。インフラ相互連結は経済成長と起業・雇用創出を刺激できるだけでなく、地域の長期的発展のために堅固な基盤を固めることもできる。インフラ相互連結の面では、アジア太平洋地域インフラ建設計画と技術基準体系のリンク及び地域国際幹線道路建設を重点として、APEC各メンバー間をつなぐインフラネットワークの構築を絶えず推進していく必要がある。 


 (3)投融資協力。「一帯一路」枠組み下で、AIIB、シルクロード基金、中国・ASEAN銀行連合体、上海協力機構銀行連合体など投融資機関が相次いで設立されている。それと同時に、APECが策定したポスト2020ビジョンが目指している持続可能で包摂的な成長の促進、全方位的相互連結協力など多くの目標の達成には、資金的な支えが欠かせない。したがって、「一帯一路」枠組み下の2国間・多国間投融資メカニズムとAPEC協力とのリンクは非常に将来性がある。 

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