◇自由貿易試験区の文化市場の繁栄発展を推進させるため、芸術品の輸出入に係る審査許可、監督管理を簡素化する。
商務部研究院外国投資研究所副主任の聶平香研究員はこのほど、新華社傘下の経済紙『経済参考報』の取材に対し、この『若干の措置』は部や委員会の権限を自由貿易試験区に委譲し、外資系企業に求める資格要件を一段と緩和するものだと指摘。外資の参入障壁を取り払い、対外開放を一段と緩和するものだとの見方を示した上で、次のように述べた。
「これまで自由貿易試験区が抱えていた共通の問題点は改革開放に係る裁量権の少なさだった。自由貿易区に新たな権限が数多く与えられるようになったとはいえ、国内の法整備が追いついていないのが現状だ。管轄部門が責任を負いたくないために審査に協力しないというようなことが起き、多くの政策が成果をあげられず、「大きな扉は開かれているが、小さな扉は閉められている」といった問題点を生じさせるに至った。今回の『若干の措置』は、こうした改革の中で生じる問題点に的を絞って打ち出された支援措置であり、自由貿易試験区を設置する上でネックとなる問題の解消に向けるものだ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月26日