「インターネット+通関簡略化」改革が、貨物の通関コストを引き下げた。広東自由貿易区が一般貨物輸出入の平均通関時間を42.6%減らし、オーストラリア産の牛乳は牧場から広州市民の食卓までわずか3日間で届く。
人材の新政策がハイレベル人材を一層引きつけた。上海羅氏製薬総経理の周虹氏が、自由貿易区管理委員会の推薦をもとに申請書類を提出したところ、永久居留身分証(中国グリーンカード)の取得に2カ月しかかからなかった。彼女は、こうした政策が国際的なハイレベル人材に上海や中国の多くの地方へ興味を持たせ、意欲を高めていると話している。
国際貿易の「ワンストップ窓口」が、自由貿易区育成の制度的な「優良品種」の一つとなった。投資管理、貿易監督管理、金融イノベーション、事中・事後監督管理などにおいて、自由貿易区12カ所で制度イノベーションの花を咲かせた。
市場参入基準が大幅に緩和された。中国初の外資職業技能訓練機関、初の外資単独国際船舶管理会社、初の外資単独医療機関など、2018年6月時点で上海自由貿易区開設後に新設された外資企業は8696社に上り、そのなかには「全国初創設」案件も含まれ、中国が目指す開放型経済体制の生き生きとした事例となっている。