3、年金の市場投入が加速している。
人的資源・社会保障部(人社部)盧愛紅報道官は先月31日の記者会見で、9月末時点で北京市、山西省など15の省・市・区の政府が、中国の公的年金基金である全国社会保障基金理事会と投資委託契約を結んだと明らかにした。契約額は合わせて7150億元、うち運用を開始した資金は4166.5億元に上ったとしている。
第3四半期報告書によると、年金によるA株投資が拡大している。第3四半期に年金15口座を合わせて33銘柄の株式を保有、持株数も過去最高を更新した。年金の市場投入加速は、長期資金の市場流入を促したいという金融当局の期待に沿うもので、市場の安定化に一定の役割を担うものでもある。
今後、こうした長期資金の市場流入が続けば、株式市場の安定維持に重要な役割を果たすであろうし、投資家の投資スタイルにも模範的で指標となるような役割を果たすことも期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月2日