趙柏氏は、「新技術は石油由来のEG生産技術に完全に取って代わることが可能で、中国のEG自給能力向上につながる。今後、中科遠東は資本市場への進出を検討しており、世界一流の触媒技術研究開発企業を目指す」としている。
専門家は、「中国には豊富な石炭がある一方で石油・ガスが不足するなか、CTEG技術を発展させることは、国内の巨大市場の需要に応え、川下のポリエステル産業の発展を後押しすることにもなる。これは石炭利用の高効率化とゼロエミッション化に新たな道を切り拓くだけでなく、国家のエネルギー安全とエネルギー構造の改善を力強く支えることになる」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月2日