イーゴリ・サタロフ氏は、「いずれにしても、中国とインドは米国よりも近い。中国は世界工場でいる間に自身の技術を発展させ、インドは単に世界市場でIT技術を大きく発展させた国。インドに比べて中国は、多くの面で技術的優位性を持ち、インドが『インドインダストリー』を進めるなかで非常に興味深い現象が起こる可能性もあり、中国が自身の生産機能をインドへ移し始めるかもしれない。地政学的ポジションを考慮すると、中国のインド参入の提案は、米国よりも利点が多い」と説明した。
ロシアの専門家は、中国がインド市場への参入を拡大し、インド経済の投資家となると共にインドで生産現地化を実現すると予想し、その要因としてインドの労働力が中国より安いことを挙げている。中国は、インドに対する投資家かつ技術提供者となることが可能で、インドとの関係を密接なものに発展させる準備を整えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月3日