米利上げが前倒しで終了か 人民元レートに対する圧力和らぐ

米利上げが前倒しで終了か 人民元レートに対する圧力和らぐ。

タグ:人民元

発信時間:2018-12-04 11:35:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 金利引き下げのタイミングについて明明氏は、来年早期に実施される可能性があり、春節や両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議)も当然考慮されて、第1四半期末か第2四半期初めに実施されるのが合理的とみている。債券市場では、MLF金利の引き下げによって中国人民銀行のリバースレポ金利も下がる見込みで、短期金利が下がれば長期金利の引き下げ余地も出てくる。

 

 「米FRBの利上げペース減速は、中国にとってメリットが多い」。東北証券アナリストの瀋新風氏は、米国の金利上昇圧力が緩和すれば、中米の金利差縮小の圧力が和らぐことになり、中国の金融政策が維持される上に緩和拡大の余地も生まれ、「6つの安定(就業、金融、貿易、外資、投資、マインド)」の実現につながると分析した。

 

 また、米国の利上げ減速が経済成長の鈍化と重なり、米ドル高のトレンドが支えを失うことで、人民元安定の基盤が強まって、為替の安定が資本市場のマインドを安定させると予想。米FRBの利上げ減速は、米国経済の先行きに対する自信が以前に比べ低下したことを示しているため、米国株の持続的な上昇を支えられない見込みだが、金利上昇の圧力緩和で下落の強度と幅が縮小することも中国に対する短期的な影響を少なくするとの見方を示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月4日


 


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