『バンコック・ポスト』の報道によると、騰訊がタイ企業と提携しWeChatPayサービスを開始することを計画している。まだ交渉段階にあり、具体的な日程は未定。今回の提携は銀行が重点になるという。
タイで長年働く華人の李さんは、「タイでのモバイル決済は主に支付宝を使用している。WeChatPayが普及すれば、選択肢が増えて現地の華人にとっても便利」と話す。
すでに数社のタイの業者がWeChatPayを導入している。騰訊はタイ最大のポータルサイトSanook.comでサービスを展開する。同サイトの毎月のアクティブユーザーは3000万人。また、ユーザー数2200万人のタイ最大の音楽メディアプラットフォームJoox、そのほかにPubG、Ultimate Legends、Ultimate Racing、 Kingdom Craftモバイルゲームなどでサービスを行う。
WeChatPayの最大のライバルである支付宝は、もっと早くにタイ市場に進出している。記者が取材したところ、タイのセブンイレブン、各地の週末のナイトマーケット、各大型免税店、空港の税金払い戻しなどで支付宝が使用できる。
多くの業者が支付宝のQRコードを持って中国人観光客に「支付宝を使用できます」と促す。
資料によると、2015年11月5日、螞蟻金融服務集団はタイ最大の免税店King Powerに支付宝を全面導入すると発表。これはタイのRabbit交通カードに続く現地でのO2Oサービスであり、支付宝QRコード決済を導入したタイで最初の業者ともなった。
2016年11月、螞蟻金融はタイの大手決済会社Ascend Moneyと戦略提携し、タイ版電子決済TrueMoneyを開発し、シェアリング技術と経験を通して螞蟻の金融モデルをタイで再現した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月4日