イギリスメディアによると、中国は40年前に経済開放という歴史的な決定をし、海外から直接投資を引き入れることがその動機の1つだった。その後、大量に入ってきた資金は中国経済を変えた。しかし、中国金融市場に入る新型資本はこれらの資金を「見劣り」させている。工場やオフィスビルへの直接投資から株式や債券のポートフォリオに変わったことは、中国がどのように変化しているか、中国がどのように世界金融体系に影響を与え始めているかを示すと言える。
英フィナンシャルタイムズのウェブ版は12月3日、過去の一定期間、世界2位と3位の規模を誇る中国の株式市場と債券市場は、外の世界とのつながりが比較的少なかったと伝えた。
しかし、今年になって大きな変化が現れた。公式統計によると、9月末時点で、海外の資産管理会社、国家資産基金、中央銀行の中国の株式・債券(人民元建て)保有額は4633億ドルになり、前年同期より1225億ドル増加した。
海通国際のミランダ・カール執行役員は、「これらの資金流入は中国経済が企業直接投資から機関投資にリバランスしたことを示す」と話す。