中国就活事情、年収80万元のAI人材募集と「新1級都市」の台頭が話題に

中国就活事情、年収80万元のAI人材募集と「新1級都市」の台頭が話題に。

タグ:中国就活事情 AI 新1級都市

発信時間:2018-12-10 15:34:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 2019年度の大卒者数は834万人と見込まれている。新1級都市が2018年に登場し、大学生の心中に根ざした北京・上海・広州の地位を揺るがしている。AI人材は年収80万元を提示しても集まりにくく、製造業やインターネットなどの新興業界の人材不足が注目を集めている。


 新興分野の人材争奪戦「AI人材の賃金は驚くほど高額」


 メディアは先ほど、今年のAI分野の給与がうなぎのぼりと報じた。「一部企業は新卒者の給与を10−20%上げた。また一部の企業はさらに大胆で、特に博士課程修了者の年収を昨年の50万元から80万元に上げた。またAI分野への進出に備えている新鋭の企業は、具体的な給与基準をまだ設定していないが、IT大手から人材を争奪するため大出費を検討している」


 教育コンサルティング機関の麦可思研究院はこのほど、2017年度大卒者の半年後の育成品質を追跡・評価した。全国の約30万6000人分の回答を分析したところ、製造業が依然として最大の就職先となっていることが分かった。2017年度の大卒者の19.2%、専門学校卒業生の21.1%が製造業に就職した。


 BOSS直聘研究院のデータによると、国内EC業界の人材の需要がこの3年間で急増し、年平均増加率が35%を上回った。EC業界はこの5年間で、卒業生に最大の雇用枠を提供する業界の一つになっている。EC分野にて、スマート人材の不足が深刻だ。2018年第1−3四半期のEC業界技術者が全体に占める比率は9.7%で、人材の需要量が前年同期比で18%も増加した。うち伸び率が最も高かった10の技術部門は、いずれもAI、データ科学、アルゴリズムと関係していた。


 新1級都市が台頭 人々の北京への「こだわり」が薄れる


 多くのデータによると、大卒者の新1級都市での就職の満足度は、一部の伝統的な1級都市に近づいているか、さらには上回っている。


 麦可思研究院は調査の中で、次のように指摘した。2018年度卒業生のうち、「新1級都市」を選ぶは37%で、「伝統的な1級都市」(31%)を上回った。また2017年度大卒者の半年後の育成品質の追跡・評価によると、2017年度大卒者の北京市での就職の満足度は76%だった。上海市は74%、広州市は71%、深セン市は70%。杭州市は75%で、北京に次ぐ2位だった。その他の満足度の高い「新1級都市」には、天津市(72%)、南京市(70%)も含まれた。


 給与は気にせず 若い世代は仕事に何を求めるか


 麦可思研究院は2018年度卒業生2414人分の有効回答を利用し、データ分析を行った。それによると、2018年度大卒者のうち4割以上が、就職先のカテゴリについて「特に要求はない、自分に適していればよい」を選んだ。「個人の成長性」(76.6%)は彼らが就活中に最も重視する要素で、これに「給与」(68.6%)、「福利厚生」(56.3%)、「自分の興味に合致するか」(46.4%)が続いた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月10日

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