中国は18日、改革開放政策の実施を開始してから40年となる記念日を迎えた。今から40年前に鄧小平が開始した改革開放が中国の経済的な命運を変え、米国に続く世界第2位の経済大国に躍進させたと、多くの海外メディアが伝えた。
16日付け時事通信は、改革開放政策が中国の経済発展の原動力であり、中国は市場メカニズムの導入により、驚異的な経済発展を成し遂げたとした上で、次のように報じた。
1978年、安徽省小崗(しょうこう)村で「農村改革」の試みが始まった。収穫した農産物のうち一定量を国に納め、残りを自分たちの取り分とする「生産責任制」だった。この生産責任制は村民の労働意欲をかきたて、生産量は1年で飛躍的に増大、平均収入は前年の18倍に達し、「驚天動地」の変化」をもたらした。
小崗村の成功を受け、「家庭聯産承包責任制」と呼ばれる生産責任制は全国各地に広がり、その後、他の産業でも改革が進んだ。中国は市場メカニズムと海外からの資金や技術を取り入れ、世界第2位の経済大国に駆け上がった。