「参考消息網」は12月27日、米国メディアの記事を引用し、中国自動車市場の低迷により一部の世界大手自動車メーカーは対応に困り、必要なくなり改造するにも費用がかかる工場だけが残ったと伝えた。
米国の『ウォール・ストリート・ジャーナル』ウェブ版は25日、フォード・モーター、プジョーシトロエン、ヒュンダイは最近、中国自動車市場が勢いの止まらない状態から逆転した時期に工場を新設し、このような拡張は時期に合っていないと論じた。
記事によると、これらの自動車メーカーは苦しい二択を迫られている。これらの投資を諦めるか、それとも先行きが見えない中でさらに資金を投じてかろうじて残っている工場を立て直すかである。
USB中国自動車業アナリストの巩旻氏は、「振り返ると、(工場新設は)正しい選択ではなかった。しかし、当時は誰も自身が中国の市場シェアを失うことなど予言したくなかった」と話す。
わずか数十年で、中国は世界最大の自動車市場に急発展し、自動車販売台数は2桁増を維持している。2016年の販売台数は14%増の2800万台に達し、米国の1750万台を大幅に上回った。世界の自動車メーカーは中国側パートナーを探すという規定を無視し、焦って中国市場に進出した。国内メーカーも一斉に拡張し、自社の工場を建設した。政府の電気自動車発展政策は自動車市場をさらに活性化させた。
巩旻氏らアナリストによると、このようなブームの中、一部企業は満足し、成長は止まることなく、容易なことだと思った。しかし、その後に成長が突然止まった。2017年の販売台数はわずか3%増、2018年1~11月は2%減となった。