中国のモバイル決済サービスが韓国で迅速に普及 韓国を訪れる中国人観光客の増加に伴い、中国のQRコード決済システムが韓国で急速に拡散し、中国人観光客が行くほとんどの場所で支付宝またはWeChatPayが使用できるようになっている。済州島、ソウル市明洞、東大門市場の多くの店が中国の支払いサービスのロゴを貼っている。
12月12日午後、済州市蓮洞のNuwemaru通りのほとんどの店に中国語の看板や案内標識が設置され、どの店もドアに決済用QRコードや中国語の決済案内を貼っている。支付宝やWeChatPayなどの中国のモバイル決済サービスは2~3年前から急速に普及したという。
現在、済州地区だけで1000店以上が中国のQRコード決済システムを導入している。中国人観光客を引き込むため、済州道政府も中国の電子決済システムの普及に取り組んでいる。これに関して、済州道政府は12月10日にWeChatPayを運営する騰訊(テンセント)と中国人観光客誘致に関する提携覚書(MOU)に調印。覚書の内容によると、WeChatで各種の旅行商品を割引販売し、済州島を紹介する公式アカウントを開設する。また双方は、WeChatPayのビッグデータを使った中国人観光客の消費傾向の分析結果を共有することで合意した。
中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月21日