中国文化観光部は先般の記者会見で、中国の観光商品体系が日増しに拡充し、供給能力が大幅に向上しており、観光とレジャーがどちらも重視され、観光の既存業態と新業態が同時に発展する新たな状況が基本的に確立されたとの見解を示した。
文化観光部資源開発司副司長の単鋼新氏は、全国で計3万カ所を超える観光・景勝地のうち5A級が259カ所、4A級が3034カ所あると説明。また、「紅色観光」(レッドツーリズム)拠点が300カ所、国家級観光レジャー地区が26カ所、観光・レジャーモデル都市が10カ所、国家生態観光モデル地区が110カ所、全国汎用航空観光モデル拠点が16カ所に上り、文化観光、科学技術観光、産官連携観光などの「観光+」が融合発展した新商品もあると紹介した。
文化観光部は今年、観光地の動態管理を強化し、観光地のイノベーション発展とモデル転換・高度化を促進したほか、管理、サービスの質、生態環境が悪化したA級観光地に厳しい処置を下した。10月時点で、全国のA級観光地200カ所余りが等級取消・引き下げや厳重警告、警告などを受けている。