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逆周期的な調節を強化、2019年の財政・金融政策はどうなるか？。
タグ：財政・金融政策 2019年
先ほど開かれた中央経済工作会議は、マクロ政策は逆周期的な調節を強化し、積極的な財政政策と穏健な金融政策を引き続き実施し、事前調整・微調整を適時行い、全体的な需要を安定させるとした。2019年の経済が成長鈍化の圧力を迎えるなか、逆周期的な調節を強化するためには財政政策と金融政策のどのような取り組みが必要なのだろうか。
中国の経済運行は現在、安定しつつ変化し、その変化には懸念材料も含まれる。会議は、外部環境は複雑かつ厳しく、経済は成長鈍化の圧力に直面していると指摘した。また危機意識を高め、主な矛盾をつかみ、これに的を絞り解決するよう求めた。
中央経済工作会議は2019年も穏健な金融政策を続けることを明らかにし、かつ穏健な金融政策は引き締めと緩和を適度にし、流動性の合理的な充足を維持しなければならないとした。
人民銀行の易綱総裁が先ほど述べたように、資金「プール」内の水は多いが、これを「水不足」の民間企業に流さなければならない。中央銀行は、金融政策ツールの革新を強化し、正常に経営しているが一時的に困難に直面しているミクロ市場主体の苦境を緩和し、市場の柔軟性を補うと重ねて表明している。
国家金融・発展実験室の曾剛副主任は「民間企業の資金調達問題の解消は、2019年の逆周期的な調節の注目点の一つだ。財政政策と金融政策はその取り組みを続ける。金融政策の伝達メカニズムをさらに改善し、直接融資の比重を高め、民間企業と零細企業の資金調達が困難で高コストという問題を解消する。財政政策は効果拡大に取り組み、より大規模な減税・費用削減を実施するべきだ」と表明した。
中国財政科学研究院の白景明副院長は、中国には2019年も引き続き積極的な財政政策、より大規模な減税・費用削減を実施する余地が残されていると判断した。支出の適度な拡大も安定成長・構造調整の効果を発揮し、かつ複雑で変化の激しい国際経済情勢により良く対応できると指摘した。
会議は、2019年は際立った問題に焦点を絞り、重点的な戦いに勝たなければならないと強調した。重大リスク防止・解消の攻略戦に勝ち、金融市場の異常な変動と共振を防止するとした。
全国政治協商会議常務委員、財政・税制専門家の張連起氏は「金融政策は総量政策、財政政策は構造性政策であり、両者の協力が必要だ。財政政策は実感できるより大規模な減税を実施しなければならない。効果を拡大した財政政策により安定成長と見通しの安定を実現する。『基礎固め、強化、向上、スムーズ化』の供給側構造改革は力強い支援を提供する。穏健な金融政策を通じ金利を適度な水準で安定させ、実体経済の資金調達コストを引き下げ、流動性の合理的な充足を維持する」と提案した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年1月5日
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