日本における未来のコンビニとは?

日本における未来のコンビニとは?。

タグ:日本産業

発信時間:2019-01-07 16:29:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

働く女性や高齢者をターゲットに

各コンビニがデータを活用するようになっているほか、これまでコンビニは主に男性サラリーマンをターゲットにしていたものの、今は働く女性と高齢者に照準を合わせているという興味深い変化が起こっている。その理由は至って簡単で、働く女性と高齢者には惣菜や冷凍食品などのニーズがあるからだ。

そのため、セブンイレブンとファミリーマート、ローソンはここ1年、惣菜に照準を絞っており、事実、セブンイレブンは2017年3月から2018年2月の「魚惣菜」の販売数が5000万食に達した。ファミリーマートはオリジナルブランド「お母さん食堂」を立ち上げ、惣菜や野菜、冷凍食品など約120商品を1コーナーで販売している。ローソンも、オリジナルブランド「ローソンセレクト」を設置して、惣菜を販売している。

コンビニが惣菜に力を入れているのは、スーパーとの競争に勝つためだ。客はいつでもフレッシュな商品を求めているため、コンビニは、高品質でおいしく、さらに衛生管理が行き届いた新しい商品を開発して、提供しなければならない。そこで、コンビニが選んだ方法の一つが、食品のパッケージを斬新なものにすることだ。

日本のコンビニは、豆腐やヨーグルトのパッケージに似た新しい容器を採用しはじめている。それは、底の深い容器で、表面をラミネート加工したパッケージ。その容器を採用することで、コンビニにはさらに大きな競争の余地が生まれている。まず、浅い発泡スチロール製容器よりもボリューム感がある。また、パッケージデザインをラミネートにプリントすることができ、惣菜などにバラエティに富んだ標示が可能で、値段を調整する余地も増えた。さらにこのパッケージを採用することで、食品を密封が可能で、賞味期限も長くすることができる。最も重要なのは、人件費を減らすことができる点だ。これまでのパッケージはたくさんの人手を要していたが、この新しいパッケージなら機械化が可能となる。

このビジネスチャンスに多くの企業が目を付けるようになっており、東京のある食品包装機械会社は年間売上高が2年連続で2倍以上に増えた。

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