翌年の経済政策の基本方針を話し合う中央経済工作会議が先月開かれた。会議では、2019年の中国経済見通しについて「下押し圧力が若干強まる」として、如何にして経済成長を適切な範囲に保ち、質の高い経済発展を推進すべきか、また各関係部門は如何なる措置を講じるべきかが論じられた。
中国中央電視台(CCTV)の報道番組『出実招弁実事求実效』が9日から始まる。初回の放送では、国家発展改革委員会(発改委)の寧吉喆(ねい・きってつ)副主任に話を聞いた。
如何にして経済成長を適切な範囲に保つのか?これについては強い国内市場づくりが重要な一手となるが、決して容易なことではない。消費をみると、2018年の国内自動車販売台数は20年ぶりの前年割れとなる。
これを受け、発改委の寧副主任は、年内にも自動車や家電など人気製品の消費を促進する政策を打ち出す考えを示した。昨年1年間で販売台数3000万台に迫る規模に成長した自動車市場だが、まだ潜在力があり、グリーン消費、消費の高度化にはなお大きな余地がある。