わずか半年のうちに年内の契約、土地取得、始動という目標を達成した。テスラのギガファクトリーが7日、上海臨港産業区で正式に着工された。これは全面的な開放の新たな要衝を構築し、新たな対外開放の水準を全面的に高める、新しい「上海のペース」だ。
テスラの上海入居は、一連の対外開放政策の実質的な進展だ。上海は昨年7月10日にさらなる開放拡大推進大会を開き、100件の措置を正式に打ち出し、自動車製造業の外資出資比率に新たな規定を設けた。「自動車・航空機・船舶産業の対外開放の実施を加速し、国の手配に基づき自動車製造業の外資出資比率、完成車工場合弁数などの規制撤廃を加速する」
テスラ工場の入居は上海臨港地区にとって、多くの関連産業の集約を迎えることを意味する。これは地域全体、さらには全国の新エネ車技術の発展に対して、非常に重要な意義を持つ。
多くの外資・合弁大手が連日、上海に新工場を設立するか投資を拡大しており、多くの成果を手にしている。上海は昨年1−11月に102件の外資製造業プロジェクトを誘致し、前年同期比67.2%増となった。実行ベース外資導入額は97%増の15億6900万ドル。
上海の高品質発展は、上海の開放の品格、開放の優位性、開放の措置と緊密に結びついている。開放・革新・包容は上海の最も鮮明な品格になっており、この品格は新時代の中国の発展・進歩を活き活きと反映している。
中国の経済中心都市である上海では昨年、外資導入が全体的に好転し、導入構造の改善が続いた。これは主に本部プロジェクト、製造業、自由貿易区の好調な展開によるものだ。外資系企業の収益は全体的に良好で、外資は上海を始めとする中国経済の先行きに期待している。
上海は昨年10月、外資大型プロジェクトの集中的な契約セレモニーを開いた。これにはゼネラル・モーターズ、デカトロン、オムロン、花王、LEGOなどの有名外資系企業の12件のプロジェクトが含まれ、上海での投資総額は200億元以上にのぼる。
一連のハイエンドプロジェクトの新設と融合・拡張は、世界の製造業が共に発展するための新たな見本になっている。
テスラのギガファクトリーは投資額が巨額なだけでなく、契約から土地取得、さらに正式な着工まで半年しか費やさなかった。上海の対外開放のペースを更新した。
外資の殺到は、上海のビジネス環境改善の努力や決意と密接に関連している。
単一窓口受理、ネット上での手続き、営業許可と承認手続きの切り離しといった一連の便利な措置が次々と打ち出された。上海は細やかで行き届いたサービスを提供している。上海は、世界最高基準・最高水準と合わせ、世界一流の法制化・国際化・便利化ビジネス環境を構築するとした。これにより上海を貿易・投資が最も便利で、行政効率が最も高く、サービスと管理が最も規範的な、法制体系が最も整った都市の一つにする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月9日