2018年に出前を何回注文し、モバイル決済をしたか。2019年1月2日、阿里本地生活服務公司は『2018年アリババ現地生活データ』を公表した。676都市、350万の登録業者の消費ビッグデータを見ると、生活消費分野において消費グレードアップの傾向が強まっていることがわかる。
三線・四線都市は急成長を維持
年間データを見ると、三線・四線都市は急成長を維持し、河北省廊坊市、江西省カン州市、広西チワン族自治区梧州市、福建省泉州市、浙江省金華市が三線・四線都市の出前注文件数の伸び率トップ5に入った。廊坊市は出前注文件数の増加幅が最大の都市となった。
また、小都市の消費者にも強い消費傾向が見られる。山東省威海市の消費者の書店利用回数は全国平均の5倍で、全国一の「読書の町」である。湖南省娄底市の消費者のカラオケ利用回数は全国平均の10倍で、「カラオケの町」となった。
生活関連の消費ニーズが多様化
出前の他に、生活に関わる様々な消費がオンラインでできるようになった。生活関連の消費の多様化は、生活サービスのオンライン・オフラインの深化を示す。
出前サイト「餓了麽」の統計によると、2018年、深夜の同サイトを通じた小児薬品の販売件数は1万4000件で、親の焦りを解消した。2018年のバレンタインデー、花の注文件数は71%増加し、「999本の花」だけでも1248万点売れた。入浴・マッサージもインターネット消費の目玉となっている。2018年のネット通販セール「双11」の当日だけで、35万人が入浴・マッサージをしながら商品をショッピングカートに入れ、うち女性は6割以上を占めた。出前配達員の「新記録」樹立も旺盛な消費ニーズを証明した。浙江省麗水市の出前配達員の王炳仲さんは、餓了麽で2018年に最も多くの注文を処理した配達員になり、2万9797件、1日平均81件を処理した。上海の出前配達員の劉務桂さんは走行距離が最も長い配達員になり、その距離は6万3221キロ、赤道1.5周分に相当する。
生活消費がグレードアップ
インターネット消費に積極的になったことも、消費グレードアップの表れである。2018年、単価100元以上の生活関連消費は前年比56%増加した。北京市のあるユーザーは、一度に陽澄湖上海蟹を74皿注文し、3万1000元を消費した。
商品以外に、体験にも消費するようになったことも、消費グレードアップの表れである。統計によると、2018年の最短の配達距離は50メートル以内で、200メートル圏内の注文件数は前年比76%増加した。しかし、5000メートル以上の注文件数も248%増加している。これは、消費者が「動くのが面倒」なだけでなく、高い配達料を支払ってでも「食べたいもの」のために消費するようになっていることを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月12日