中国人客、海外での消費傾向に変化

中国人客、海外での消費傾向に変化。日本の観光庁が先ほど発表した統計データによると、昨年の訪日中国人客は初めて延べ800万人を突破した。消費額のうちショッピングが依然として最大だが、「爆買い」の勢いにはやや衰えが見られる…

タグ:ショッピング 観光 爆買い 消費

発信時間:2019-01-21 14:35:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国人客はショッピングで節約したお金を、旅行先の人文環境やライフスタイルの体験に用いている。多くが博物館、世界自然遺産・文化遺産、無形文化遺産などの文化プログラムに参加する。古代より「1万冊の書物を読み、1万里の道を行く」を求めてきた中国人にとって、これは総合的な素養を高める良きことであり、喜ぶべき変化でもある。


 近い将来、域外観光市場は依然として成長をキープするが、ショッピングが消費全体に占める割合の低下は不可逆的な傾向だ。人々の観光経験の豊富化、スマートな通信やモバイル決済の発展に伴い、観光客は海外目的地の公共サービスやビジネス環境により高い基準を持つようになる。個性的な需要とオーダーメイド型の観光が、市場の成熟期に入る。市場の繁栄に期待でき、ビジネスモデルと産業構造が再構築される時代が訪れようとしている。真の品質と価値を持つ海外目的地が観光客に選ばれるようになる。科学技術革新と品質保証を基礎とする資源サプライヤーと旅行代理業者のみが生存と発展を続けられる。政策と法律のグレーゾーンを歩み、観光客を連れて行った店からリベートを取るなど荒稼ぎをする空間がますます狭められ、最終的に消滅することだろう。(筆者・戴斌 中国観光研究院長)


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月21日

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