この方面では中国は米国とまだ大きな開きがあり、2017年の中国都市部世帯総資産額は平均で150.3万元だったが、米国は530万元だった。中国の世帯平均純資産額が142.9万元だったのに対して、米国は467.2万元だった。
しかし注目すべきは、中国都市部世帯総資産額上位20%の世帯の平均資産額は米国と大差なく454.5万元に上る。世帯平均純資産額は435.6万元と、さらに接近している。
これは、北京・上海・広州・深センの四大都市でマンション一戸を所有する世帯の総資産額が米国の平均水準に達していることを意味する。
上記の数値によれば、中国の都市部世帯はいずれも「百万長者」になっているはずだが、実際は不動産が世帯別資産の大部分を占めている。
「報告」によると、近年の中国不動産価格の急上昇に伴い、中国の都市部世帯総資産で不動産が占める割合は77.7%に上り、米国の34.6%を大きく上回る。