中国の1人当たり可処分所得、2018 年は6.5%増 サービス消費が加速

中国の1人当たり可処分所得、2018 年は6.5%増 サービス消費が加速。

タグ:中国所得

発信時間:2019-01-22 17:08:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国家統計局は1月21日、2018年の中国経済統計を発表した。速報値で、通年の国内総生産(GDP)は90兆309億元と、初めて90兆元を超えた。不変価格ベースで、成長率は前年比6.6%に達し、年間目標の6.5%前後を達成した。四半期別の成長率は、第1四半期が6.8%、第2四半期が6.7%、第3四半期は6.5%、第4四半期は6.4%。

 

 国家統計局局長の寧吉喆氏は同日、消費の成長について、2018年の経済成長に対する消費の貢献率が前年より上がったと説明。全体的に、国民の所得向上に伴い、消費構造が高度化したとしている。

 

 統計によると、2018年の全国個人1人当たり可処分所得は2万8228元で、前年比の実質伸び率は6.5%に達した。2018年の全国個人1人当たり消費支出に占める食品・酒・タバコの割合は28.4%、医療・保健は8.5%だった。寧吉喆氏は、非常に重要なトレンドとして、商品消費がハイクオリティな発展に向かっていることを挙げた。高品質・低価格の商品販売が好調な一方、高品質・高額な商品も中・高所得世帯に入り込み始めた。

 

 東方金誠チーフマクロアナリストの王青氏は「証券日報」記者に対し、2018年GDP成長率に対する消費のけん引幅が5.0ポイント分に前年より0.9ポイント上がり、マクロ経済を安定させる「安定装置」になったと説明。商品消費の伸び率が鈍化するなか、消費のけん引作用が増強され、個人のサービス消費は政府の消費支出拡大と連動しているとの見方を示した。

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