開放と協力、グローバル化の新モデルを構築する最良の選択肢に

開放と協力、グローバル化の新モデルを構築する最良の選択肢に。

タグ:ダボス会議 グローバル化

発信時間:2019-01-23 10:54:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 年に一度の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が22日、スイスのダボスで開幕した。昨年の「多極化する世界における共同の運命の構築」というテーマは今年の「グローバリゼーション4.0:第4次産業革命時代のグローバル構造の構築」に変化した。この世界が注目する会議は、グローバルガバナンスが厳しい課題と深い変革に直面しているという明確なシグナルを発した。「新華社」が伝えた。


 今年のダボス会議のテーマはグローバル化の新たな動向に焦点を絞った。これは世界に存在する問題への研究の掘り下げであり、未来の発展方向への切実な願いでもある。


 ダボス会議の関係者によると、今年の最も中心的な指導方針は、「対話」と「利害関係者」の原則を堅持し、多国間協力が欠ける状況下で国際連携を改善し、世界的な課題への対応に必要な個人・企業・社会・政府の各レベルの共同の努力を促進することだ。


 ダボス会議の権威筋によると、現在の一連の課題は新たなグローバル化の時代を切り拓いており、技術革命に伴う一連の変革も単独の国や分野で生じているわけではない。「そのため我々は世界全体で反応しなければならない」


 米国の児童公益機関の責任者はダボス会議に書簡を寄せ、指導者に大局的な見地から未来を計画するよう呼びかけた。「世界は互いに結びつき、人類の運命も切り離すことができないほど緊密だ。コミュニティであっても国であっても、自らを外界と切り離し孤立しようと思ってはならない」


 ダボス会議の「社会・イノベーション」プロジェクト責任者は、未来のグローバル化を推進する技術は人間本位であり、積極的な価値観によって駆動されなければならないと述べた。「第四次産業革命とグローバリゼーション4.0は、これまでの時代の間違いを正す機会だ。これは共同の利益を作り、次の世代に福をもたらすという、共同の未来に関する約束に基づくものだ」


 これらの理性的な声は、中国の理念とプランに対する呼応、共鳴だ。


 変化の激しい混乱する国際情勢、動きを活発化させる脱グローバル化を迎え、中国の指導者は何度も次のように指摘している。世界を悩ます問題を単純に経済グローバル化のせいにし、保護貿易・投資主義に取り組み、世界経済を孤立した古い時代に人為的に戻そうとすれば、それは歴史の流れに合致しない。すべてのチャンスを十分に利用し、すべての課題に協力して対応することが正しい選択だ。


 現在、第四次産業革命が生じようとしており、世界ではかつてない変革が生じている。個人・企業・社会・政府、そして世界全体の関係が深い調整を迎えている。多くの国の社会ガバナンスの赤字が拡大し、制度の弊害が政治資源、集団の理性、社会の共通認識を蝕んでいる。国内の危機により、出席の意向を示していた米英仏の指導者が今年のダボス会議に集団欠席した。これはまさに、上述した不確実性と不安なムードの縮図だ。


 この時代的な背景のもと、ダボス会議と会議が提唱する開放・対話・協力の精神がいっそう貴重になっている。この精神はダボス会議の魅力を維持しており、世界的な課題への対応に啓発をもたらしている。


 ダボス会議の創設者であるシュワブ氏が指摘したように、より美しい未来を作るため重要になるのは、各利害関係者が共に行動することだ。自ら殻に閉じこもったり、保護主義やポピュリズムを煽っても問題を解決することはできない。「世界の相互接続を妨げようとする人々は、世界がすでに共に責任を担うコミュニティになっていることを忘れている」


 本日開幕したダボス会議は再び世界に対して、開放と協力こそがグローバル化の新モデルの構築を促し、人類社会のたゆまぬ進歩を促進する最良の選択肢であることを告げるだろう。中国は国際社会と共に、開放のなか協力し、協力によりウィンウィンを求め、世界に安定的で美しいビジョンをもたらすため積極的な力を発揮しようとしている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月23日



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