案内によると、電子社保カードには2種類の形式がある。一つは、携帯電話端末に電子社保カードの二次元バーコードを表示させ、情報システムを通じて身分証認証、費用納付・決済、手続き業務を行うもの。もう一つは、携帯電話端末に実物カードと一致する電子社保カード情報を表示させ、人為的に照合や手続きを行うかたちだ。
社保カードを携帯電話に「表示させる」操作手順は簡単だ。「支付宝から『城市服務(都市サービス)』をクリックし、所在地を選んで『刷臉(顔認証)』を行うだけ」と成都市の会社員である王さんは教えてくれた。
電子社保カードは、実物カードに「一対一対応、唯一関連付け」されるため、社保カードを携帯し忘れても、携帯電話から読み込めば関連手続きが可能となる。江西で最初の電子社保カード所有者である李英子さんは、電子社保カードと実物カードが連動する前は列に並んで相談や手続きを行う必要があったが、今は携帯電話を使って楽に処理できると話す。