2月10日を過ぎ、40日間の「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が半分を過ぎた。長江デルタにおいて、今年の鉄道春運は多くの新サービスとハイテクで、旅客に新たな体験をもたらした。
長江デルタ鉄道はこの10年間に渡り、上海市・江蘇省・浙江省・安徽省のつながりを緊密にし、地域経済発展計画を見据え、長江デルタ一体化と歩みを共にしてきた。大規模かつ高基準の鉄道建設の推進を続けている。一連の現代化高速鉄道駅の建設と稼働により、密集した高速鉄道網を形成した。現在まで開通している高速鉄道線路は18本で、営業距離は1万キロを突破し1万560キロに達している。うち高速鉄道の距離は4171キロ。動車組は687本で、うち「復興号」は131本。大輸送力鉄道網の形成は、長江デルタの地域一体化発展を力強く促している。
京滬高速鉄道の滁州北駅は1月28日に、改札口通過に顔認証システムを導入した。旅客の張玲さんが第2世代住民身分証を改札口のスマート顔認証装置に置くと、3秒もしないうちに順調に改札口が開いた。今年の春運において、長江デルタ鉄道の18本の高速鉄道線路の駅が、身分証により構内に出入りする条件を整えた。旅客は切符を取る必要がなく、第2世代身分証をスキャンするだけで、気軽に移動することができる。顔認証システムの応用により、旅客の身元確認と通過の効率が大幅に上がり、ピーク時の改札口の混雑が解消された。