税関総署が14日に発表したデータによると、今年1月の中国の貨物貿易総額は前年同期比8.7%増の2兆7300億元となった。中国商務部の高峰報道官は、中国の貿易は成長を維持すると同時に構造を持続的に改善し、成長原動力の転換を加速しており、幸先の良いスタートを切ることができたと表明した。
データによると、1月の輸出額は前年同期比13.9%増の1兆5000億元、輸入額は同2.9%増の1兆2300億元。貿易黒字は同1.2倍増の2711億6000万元。米ドル建てで計算すると、同期の中国の貿易総額は同4%増の3959億8000万ドル。うち輸出額は同9.1%増の2175億7000万ドル、輸入額は同1.5%減の1784億1000万ドル。貿易黒字は同1.1倍増の391億6000万ドル。
対外経貿大学国際経済研究院の荘芮副院長は、新華社の記者に対して「1月のデータは幸先の良いスタートを切れたと言える。この結果は中国の貿易発展の現状に合致し、世界貿易発展状況にも合致し、意外なことではない」と述べた。
荘氏は「貿易の類型にせよ貿易パートナーにせよ、一定期間内の状況を結びつけて見れば、中国の貿易が全体的に安定しつつ好転・前進する基礎的条件に変化はない。つまり、中国の貿易の安定的な発展には確かな基礎があるということだ」と指摘した。