会議は、「実体経済の支援に向け、積極的に金融市場の規範的で健全な発展を推進すべき」と強調した。また、実体経済および商業銀行などの資本増強を支援する上での債券市場の役割発揮を重視し、多様な措置を講じて社債発行を促進、資産証券化の着実な発展を目指す。市場原理と法に則ったデフォルト(債務不履行)に対処する制度を構築し、債券市場の安定運営を維持する。債券市場の対外開放を着実に推進し、債券市場の制度革新と製品のイノベーションを持続的に推進する。金融インフラの統括的な監督管理を強化し、金融機関の監視とリスク防止を実施。金市場の監督管理と制度構築や手形市場の構築とリスク防止、銀行間貸出市場の管理を強化し、各市場の革新と規範的発展を推進する。インターネット金融リスクの特別対策を推進し、長期的に有効な監督管理制度を構築する。
会議は、「市場の発展規律に従い、貸出先と貸出構造を改善、金融サービスの機能を強化し、金融サービスの重点を捉え、実体経済支援と人民の生活支援を柱に、それぞれの貸出政策をやり遂げる必要がある」との要求を提起。また、不動産金融のマクロプルーデンス管理を強化し、不動産市場の平穏で健全な発展に向けた長期的メカニズムを実行する。民営企業・小規模零細企業の金融サービスを全面的に深化させ、金融政策伝達メカニズムを改善、貸出を強化するとともに、債券発行による資金調達を支援し、複数政策の相乗効果を狙う。金融支援を通じた貧困脱却を成功させ、金融による貧困支援の質とリスク防止を重視し、的を絞った貧困支援の持続的発展を推進する。農村振興・製造業の質の高い発展・地域の協調発展・農村土地請負経営権と農民住宅財産権を担保とした貸出の試行など、国家の重点戦略と重点分野、弱い部分への金融支援を強化する必要があるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月26日