ファーウェイサイバーセキュリティ透明センターが5日、ベルギーの首都ブリュッセルで設立された。同センターを通じファーウェイのソースコードに直接触れることができる。
ブリュッセルはEUの主要行政機関の所在地だ。ファーウェイによると、同センターは欧州に根ざし、主に次の3つの職能を担う。(1)展示と体験。ファーウェイの戦略、サプライチェーン、研究開発から、製品及びソリューションプランに至るエンドツーエンドのサイバーセキュリティの実践を展示する。これには5G(第5世代移動通信システム)、IoT、クラウドなどのファーウェイ製品及びソリューションプランのサイバーセキュリティ体験が含まれる。(2)交流と革新。重要な利害関係者とファーウェイのサイバーセキュリティ戦略、エンドツーエンドのサイバーセキュリティ及びプライバシー保護の実践を共有する。業界の提携先と共に関連安全基準及び検証メカニズムの形成を共に模索・推進し、全業界のサイバーセキュリティ分野における技術革新を促す。(3)安全検証サービス。ファーウェイの取引先に製品安全テスト及び検証の場とサービスを提供する。
具体的に言うと、同センターを通じフェーウェイのソースコードに直接触れることができる。ファーウェイ上級副社長、グローバルサイバーセキュリティ・プライバシー責任者のジョン・サフォーク氏は「当社の王冠の上で輝く宝石だ」と述べた。
ファーウェイの胡厚崑副会長は同センターの除幕式で、次のように表明した。
当社はデジタル世界におけるサイバーセキュリティ問題に対する関心事を十分に理解している。サイバーセキュリティ問題を解消する正しい手段は、相互理解から始まるべきだ。これは当社が本日ここでセキュリティ透明センターを設立した目的だ。当社はすべての監督管理機関、標準化団体、取引先がこの場を十分に利用し、安全基準、検証体系、安全技術革新をめぐりより緊密に連携し、産業のバリューチェーン全体の安全性を共に高め、検証に基づく信頼を構築することを歓迎する。
開放的で繁栄するデジタル化欧州は、開放的で時代と共に進むサイバーセキュリティ環境を必要とする。欧州はすでに世界に先駆け、透明なEU一般データ保護規則(GDPR)データ・プライバシー保護基準を打ち出した。当社は欧州の監督管理機関が同じく、サイバーセキュリティ基準及び監督管理メカニズムで先頭に立つ能力を持つことを信じている。当社は監督管理機関、通信事業者、標準化団体などの利害関係者と緊密に連携し、客観的な事実と検証に基づく信頼関係の構築を推進することを約束する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月7日