80年代、90年代生まれが不眠症の主要層に 睡眠経済の台頭

80年代、90年代生まれが不眠症の主要層に 睡眠経済の台頭。

タグ:不眠症

発信時間:2019-03-21 14:56:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 懸念されるのは、睡眠障害の若年化が進んでいる点である。瀟瀟さんのような大都市の若者は「ハイリスク群」と言える。


 2018年、中国医師協会睡眠医学専門委員会は全国睡眠状況および睡眠認識に関する最新の調査結果を発表した。調査によると、90年代生まれの6割以上が「睡眠時間が足りない」と感じており、「よく眠れている」人はわずか5.1%だった。


 同年に発表された『2018年中国インターネットユーザー睡眠白書』では、北京、上海、広州、深センなど一線都市はストレスが大きく、北京の若者の睡眠時間は最も短く、平均7時間以下であることがわかった。


 仕事のストレスは睡眠の質に影響し、ネットユーザーの7割がその影響を受けている。続いて、生活ストレス、環境、個人的な習慣などが原因として多い。また、ネットユーザーの58%が「睡眠時間を犠牲にしてでも最も重要な仕事を済ませる」と回答した。


 80年代生まれと90年代生まれは不眠症の主要層になっている。また、青少年・児童の睡眠時間も理想的とは言えない。


 睡眠不足は中国社会の全年齢層の問題になっている。


不眠の裏にビジネスチャンス 「睡眠経済」が密かに台頭


 「睡眠の質を高めるために様々なサプリを試し、美容院のマッサージカードも作った。よく眠れるなら、お金をかけても構わない」と瀟瀟さんは話す。


 瀟瀟さんのような考えの人は少なくなく、彼らがベッドで何度も寝返りを打って眠れない中、ビジネスチャンスを見出した業者もある。


 記者が某ECサイトで「睡眠促進」と検索すると、大量の「睡眠グッズ」が見つかった。

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