毎年の全国「両会」期間中、政府活動報告が各界の注目の焦点になる。今年の政府活動報告には、文化・観光産業と密接に関わる多くの内容があった。「民間経済の発展環境を改善」「民間経済の発展のアップグレードを促進」「新業態・新モデルの発展を支持」「観光産業の発展と強化」といった新たなボーナスを受け、文化産業が高品質の精神・文化製品を提供しながら、高品質発展に新しい動力を提供するにはどうするべきだろうか。
外出前にネットで車を予約し、お腹が空けばフードデリバリーを利用し、病院に行く前にネットで受診手続きをし列に並ぶ苦しみを回避する。今や多くの「新しい物事」が、人々の暮らしを便利にしている。これらの「新しい物事」が人々の暮らしに浸透するなか、新産業・新業態・新ビジネスモデルによる「3新」経済が密かに台頭している。
中国は新旧動力転換の重要な時期を迎えている。文化産業は「3新」の発展の重点であり、新たな発展構造を呈し、国民経済の支柱となる産業に向かい着実に邁進している。
情報によると、文化産業は無形文化資源を加工対象とし、市場に文化的意義を持つ消費を提供する。自然資源への依存度が低く、需要の柔軟性と製品の付加価値が高く、バリューチェーンが長く多くの雇用を生む。これは典型的な自然にやさしい経済だ。業界関係者によると、文化産業は情報・観光・スポーツ・教育などの国民経済部門と融合し、広く浸透している。文化コンテンツを紐帯とし、日増しに緊密に結びつく巨大な産業チェーンを形成している。